✅ 縮毛矯正 還元剤 | なぜチオストは「複合還元」ではなく“チオ単一還元”なのか?

縮毛矯正 還元剤 複合還元を選ばない縮毛矯正の薬剤

近年の縮毛矯正の薬剤は、“複合還元”が主流になっています。複数の還元剤を組み合わせて、あたかもまろやかで均一な作用を狙う処方――その多くが化粧品登録のための都合で構成されていることをご存知でしょうか?


💡 チオ濃度7.0でも「効かない」と感じたワケ

実際に私たちも、これまで数多くのストレートパーマの薬剤で複合還元を使用してきました。配合としてはチオ濃度換算で7.0相当でも、純粋なチオ(システイン)単体の濃度7.0と比べると、どうしてもパワーが足りないと感じることが多かったのです。

それに加えて、混合される他の還元剤の「悪い部分」――

  • 過度な膨潤
  • 残臭や残留性
  • 還元スピードのブレ
  • 意図しない軟化

こうしたものも一緒に表れてしまうことが少なくありませんでした。


🔬 ストレート剤における還元力の違いは理解しているけれど…

もちろん、S1結合・S2結合に対する還元アプローチの違いや、複合還元によるターゲット幅の広さには理論的な利点もあります。

しかし現場レベルでは、

「そこまで困らない」
というのが実感でした。

また、異なる還元剤を混ぜることで生じるpH差によるpKaのズレ。これが影響し、還元のタイミングがバラバラになり、

「スライドするように自然に還元していく感覚」
にはどうしてもなりませんでした。


🧪 だからこそ、チオ単一還元に戻った

チオだけでしっかり作用させる――
そのほうが、素直で制御しやすく、技術としての再現性も高いのです。


🏥 医薬部外品としての開発と登録

多くのメーカーが、化粧品として登録しやすい複合還元で薬剤を構成する中で、チオストシリーズは真逆の選択をしました。

▼ 代表的な製品

  • チオストL:pH6.5/アルカリ度0.0/チオ濃度7.0
  • チオストAC:pH4.8/アルカリ度0.0/チオ濃度7.0

このようにアルカリをゼロに抑えながら、チオ単体で高濃度を実現するのは非常に手間とコストがかかります。だからこそ、医薬部外品としてしっかり登録・製造しました。


チオ単一還元の本当のメリット

  • 化粧品にありがちな“効かない感じ”がない
  • 混合による挙動のブレがない
  • 技術者のコントロールに正直に応えてくれる
  • 臭いや残留トラブルが起きにくい
  • 何より仕上がりに艶と芯がある

💬 現場のプロが、本当に使いやすいものを。

チオストシリーズは、「チオだけで、ここまでいけるのか」という発見から始まりました。

複合還元では出せなかった、ピュアで芯のあるストレート
あえてチオ単一にこだわった理由を、ぜひ現場で体感してみてください。

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