近年の縮毛矯正剤は、複数の還元剤を組み合わせた「複合還元」が主流です。しかしその多くが、化粧品登録のための都合で構成されていることをご存知でしょうか。チオストは逆の選択をしました。
THE PROBLEM
チオ濃度7.0でも「効かない」と感じた現場の実感
実際に私たちも、長年にわたり複合還元の薬剤を使い続けてきました。配合としてはチオ濃度換算7.0相当であっても、純粋なチオグリコール酸単体の濃度7.0と比べると、パワーが足りないと感じることが繰り返されました。
それだけではありません。混合される他の還元剤の「悪い部分」が一緒に表れてしまうことも少なくありませんでした。
- 過度な膨潤による施術コントロールの難化
- 残臭・残留成分によるトラブルリスク
- 還元スピードのブレと再現性の低下
- 意図しない軟化・質感の不均一
THE THEORY
還元力の違いは理解している。それでも「チオ単一」に戻った理由
S1結合・S2結合に対する還元アプローチの違いや、複合還元によるターゲット幅の広さには、理論上の利点があることは理解しています。しかし現場レベルでは、そこまで困ることはないというのが20年以上の施術を通じた実感です。
「スライドするように自然に還元していく感覚」には、どうしてもなりませんでした。異なる還元剤を混ぜることで生じるpH差によるpKaのズレが、還元のタイミングをバラバラにしていたのです。
チオ単体だけでしっかり作用させる。そのほうが素直で制御しやすく、技術としての再現性も高い。この確信が、チオ単一還元へと立ち返らせました。
FORMULATION
医薬部外品としての開発と登録
多くのメーカーが化粧品として登録しやすい複合還元で薬剤を構成するなか、チオストシリーズは真逆の選択をしました。
アルカリをゼロに抑えながらチオ単体で高濃度を実現するには、相応のコストと技術的な手間がかかります。だからこそ、医薬部外品として正式に登録・製造することで、この処方を実現しています。
代表製品のスペック
THE RESULT
チオ単一還元が現場にもたらす本当のメリット
作用が読みにくい
複数成分間のpH差・pKaのズレにより還元タイミングが不均一。化粧品登録都合の配合が多く、施術者の意図通りに動かないケースが出やすい。
制御性と再現性が高い
単一成分だから作用メカニズムが明確。施術者の技術に素直に応え、誰が使っても安定した結果をもたらす。艶と芯のある仕上がりが持続。
- 化粧品にありがちな「効かない感じ」がない
- 混合による挙動のブレがなく施術が安定
- 技術者のコントロールに正直に応える
- 臭いや残留成分によるトラブルが起きにくい
- 仕上がりに艶と芯がある。繰り返し使いたくなる質感
「チオだけで、ここまでいけるのか」という発見から始まったチオストシリーズ。複合還元では出せなかった、ピュアで芯のあるストレートをぜひ現場で体感してください。