
縮毛矯正を成功させるには、「クセの種類」を正しく見極めることが重要です。ここでは、近年の現場で多く見られる代表的なくせ毛タイプを5つに分類し、それぞれの特徴・質感・親水性/疎水性の傾向をまとめました。▶癖毛チャート、クセゲチャート®
🔬 1. ミクロリッジ
スチールウールのように非常に細かく強いリッジがある、扱いの難しいくせ毛。
- 髪に触れるとザラつきを感じる
- 疎水性が強いが、まれに親水性のケースも存在
- 切れ毛が常にある場合も多い
- 複数の髪質が混在していることがあり、慎重な判断が必要
💪 2. タフウェーブ
洗濯板のような段差状の強いリッジをもつ、硬めのくせ毛。
- 非常に硬くて扱いづらい質感
- 多くは疎水性の強い髪
- ただし、軟毛+親水性の方も一定数いる
- アイロン時のテンションと薬剤反応の管理が鍵
🌿 3. ファームリッジ
やや柔らかめだが、しっかりとリッジを感じる中程度のくせ毛。
- リッジの強さは中程度
- 親水性と疎水性が半々程度
- 新生部の状態をよく観察して薬剤とプロセスを選定
- 髪の変化を微調整で追うタイプ
🌊 4. ブロードウェーブ
広がりやすく、大きめのリッジが見られるくせ毛。
- 髪全体が膨らむ・広がる
- リッジは大きくゆるやか
- 硬く撥水性が高い場合は疎水性と判断
- 薬剤選定に慎重さが求められるタイプ
☁️ 5. ソフトフリーズ
ふわっと広がるがリッジは弱い、やわらかいくせ毛。
- リッジが目立たないが広がりやすい
- やさしいテンション+保湿重視の施術が合う
- 硬さや撥水性がある場合は疎水性寄り
- 質感と弾力のバランスを見ながら施術
\クセ毛診断で薬剤選定の精度アップ!/
このクセ分類は、チオストシリーズの選定やアイロン技術の組み合わせにも活用できます。施術前のカウンセリングでぜひ参考にしてください。
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