今日はブローについてお話しします。
最近ではあまり重視されていませんが、チオストなどのチオの薬剤において、ブローは非常に重要です。
実際、ブローがしっかりできれば、アイロンは誰がやっても問題ないと言われるほどです。
チオは水を保持する還元剤であり、アルカリ矯正も同様に水を保持しやすくなります。1剤を流した後の還元直後が一番良い状態で、水分を保持しています。
逆に、水を保持しないスピエラなどでは逆効果ですし、水を保持しないけどアルカリで使用されるシスアミのみの薬剤では、お互いの特性を十分に活かすことができません。
このため、少しでも乾かしてしまうと、テンションのかからないドライ状態になってしまい、濡らし直しても還元直後の良い保水状態には戻りません。
したがって、1剤流し後のフルウェットツインブラシブロー(テンション水抜き)が非常に重要になります。
乾いてからでは、濡らしても元に戻りませんが、乾く前であれば水の補充が効きます。ブロー中にブロッキングを外しながら乾き始めたら、水スプレーをすると元の保水状態に戻すことが可能です。
ミクロリッジやタフウェーブなどのクセには必ずこの方法を取り入れており、「再形成」というテクニックを使います。
これは、一度ブローしてから再度水スプレーで濡らし、もう一度ブローを行う方法です。
手間はかかりますが、この方法は非常によく伸びます。
このテクニックを取り入れているため、レスキューヘアではミクロリッジの方がご来店されても焦ることなく、淡々と施術を行うことができます✨
現在の薬剤と流行の技法を使えば、表面は伸びるかもしれませんが、耳後ろやネープなどの部分はどうでしょうか?あともう一息伸ばしたいと思いませんか?
そのような場合は、部分的にでも再形成ブローを試してみてください。これまで以上の伸びを実感できると思います。
さらにこの技法を学びたい方は、RTSの縮毛矯正セミナーやコースに参加してみてください😊
7月29日(月)しんびようライブセミナーもまだ少し枠があるそうなので、僕のモデルさんはタフウェーブのとても強い方をやりますので、ブローを見ることも出来ます✨
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